気ままにIoTメモ

Iotに関わること関わらないこと備忘録

ワークライフバランスと生活残業

仕事と生活の調和ということでワークライフバランスが言われており,残業を減らそうという流れがあるようなので残業について考えてみました. 残業が少なければそれで良いのか?という話です.
給料で生計を立てているサラリーマンを考えており,固定時間制度で働いている場合を考えています. 残業代は残業時間分支払われる前提.

政府の取り組みとしてワークライフバランスの説明の一部は以下の通り.

仕事と生活の調和が実現した社会の姿
2 働く人々の健康が保持され、家族・友人などとの充実した時間、自己啓発や地域活動への参加のための時間などを持てる豊かな生活ができる。
引用 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章

つまり,生活と仕事を両立させて相乗効果をを狙おう というのがワークライフバランスの実現させたいこと.
『ワーク」と『ライフ』、相乗効果の関係性がワークライフバランスの本質

実際,働き方は変わりつつあるようで残業時間が全体的に減っているという事はVokersの結果から見ても言えそうです.
Vokers 調査レポート Vol.32
データでは3年間の間に平均残業時間が月あたり11時間減ったという事を示しています.

でも問題は残業時間が減れば解決か,と言うとそうでもありません. ワークライフバランスが実現すべきなのは時給を上げることでもあるからです.
ワークライフバランス実現の本質は”時給”を上げることにある | No.2宣言

例えば
30万円/月(60時間残業込み)
ワークライフバランス実現後
21万円/月(残業なし)
だとしたら嬉しくない訳です.
(時給1500円 月140時間労働として計算)

仕事をテキパキこなして仕事を遅くまで残さなければライフを充実できそうな気もしますが,残業すれば稼げるということを考えれば必ずしもワークライフバランスの充実として残業時間を減らすのは良いこととは限りません.

例えば,
25万円/月(25時間残業)×12ヶ月 + 賞与(2.5ヶ月分)×2回 = 400万円 で足りない場合があると思います.
平均世帯年収や分布。生活が苦しいと思っている世帯が6割以上!

もちろん年収が上がることを期待するわけですけども,基本給は経営側からすれば上げたくないという面があります. これは人件費を投資ではなくコストとして捉えれば,退職されない程度にお金をあげれば十分と考えるのが理由.
昇給なし?給料が上がらない本当の理由
基本給のカラクリ | 強運になるための方法

そのため,よりお金を稼ぐには残業代が必要となり生活残業をするわけです.
4分で解説!生活残業の意味や原因、問題点とは… | 妻に、好かれよう。

つまり,
仕事と生活の充実するために残業時間を減らす というワークライフバランスの考えと
生活を充実させるために残業が必要 という生活残業の考え方が混在しています.

次の結果は必ずしも残業を減らすことが良いとは限らず,残業が多くてもモチベーションを維持して働く人がいるということを示しています.
Vokers 調査レポート Vol.17
残業時間が多く士気が高い「ヒートアップ型企業」はいわゆる“やりがい”を感じている人が多いのでしょう.
また,残業時間が多いほうが士気が高い傾向にあり,仕事に対して熱心な雰囲気である企業が多いという事も言えそうです.

残業時間は数字に出るため気にしやすい要素ではありますが,残業時間が少ないほどホワイトで良いという訳でもない事は考えていく必要がありそうです.
どうしても“バランス”は個人に依存するので難しいですね.